決めるのはお客様、営業マンは強気をはき違えることがある

一般的に、営業マンは自信が大事、売る側は強気でなくちゃ・・って思っているようですが、
決めるのはお客さんです。

例えば、何かのスクールを経営していたとして、初期コースを終えたら中級に進むようコースが組まれていたとします。お客さんが初級を完了する時、スクール側、営業側は「中級に進むのは当たり前」と考えて、次のコースの説明をしたりします。
こうした「当たり前だと思って接しないといけない」というのは、もはや古い営業スタイルなのではないかなと思います。

スクールが提供しているコンテンツに満足していれば、お客さんは進級しますが、そうでないのなら、一度区切りの意味で他のスクールのことも検討すると思います。
スクール側にできることは、お客さんに情報を伝えて、進級にはメリットがあるとお話することだけです。
それ以上にできることはありません。

初級コースの内容に満足しているか、スクールの雰囲気や先生を気に入っているか、信頼しているか、そんなことを基にお客さんは進級するかどうかを決めます。
決めるのは、お客さんです。営業マンが「当然」としてグイグイクロージングしても決まりません。

中には「お客さんに考えさせないように」と営業マンを指導するスクールもあります。考えさせたり、検討させる余地を与えれば浮気される可能性があるからです。

でも、私がお客さんの立場なら「自分で考えて自分で決めたい」ですね。考えさせないようなスタイルの営業をされたら、おそらくですが、すぐにその状況から去ると思います。

情報不足はよくないので、十分な材料を提供して、自信があるなら待つべきです。春になると以前の仕事を思い出して、こうした感覚を再確認している私であります。

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